どうも。
とにかく暑い。
というわけで、寒くなるかはわからんが、怪談でもしようかと。
先日記事に書いた通り、俺の母校の小学校は、かなり古く、歴史があり、
故に様々な怪談や曰く付きの話がけっこうあった。
当然七不思議ってやつも。
その中の一つに、理科準備室の隠れんぼ、というものがある。
内容はこうだ。
ある生徒たちが、一学期の終業式の日、式後に、隠れんぼをしていた。
ある男子生徒が、理科準備室に隠れた。
しかし、他の生徒は、見廻りの先生の注意を受け、その男子生徒を置いて先に帰ってしまった。
そして、先生は、男子生徒に気づかず、理科準備室の鍵をかけてしまった。
理科準備室は、外側からでしか鍵の開閉ができず、
その男子生徒は閉じ込められてしまったのだ。
そして、そのまま夏休みが始まってしまい、
始業式の日に、理科準備室で、干からびた男子生徒の遺体が発見される事件となった。
それ以来、理科室側から、準備室のドアに向けて、
「もういいかい?」
と尋ねると、
「まーだだよ」
と返答が返ってくるようになった。
という話だ。
ある在籍が古い先生が、俺のクラスの授業の終わりに、七不思議を語ってくれた中の一つだ。
二年か、三年生の時である。
さて、その後何週間か経ったか、七不思議の事など半分忘れていたころ、
理科の先生に頼まれ、俺と男子一人(以下A)、女子二人(以下B美、C子)の計四人で、理科準備室から授業で使う道具を持ってきて欲しいと頼まれ、向かった。
俺とAは、各々の分の道具を抱え、先に準備室を廊下側から後にした。
しかし、女子二人が何やらドアをガチャガチャ言わせている。
最初は、ふざけてんのか?と思ったが、
どうにも様子がおかしい。
俺が異変に気づき、
「あれ、ドア開かないんじゃない...?」
と言い、俺とAはドアに駆け寄った。
そして、向こうが手を止めたタイミングで、こちら側からドアノブを回した。
ガチャ
ドアはすんなり開いた。
B美、C子は、息を荒げ、準備室から飛び出てきた。
俺が「どうしたの?開かなかったの?」と聞くと、
B美、C子は涙目で声を揃えて、「マジで開かなかった」と言った。
どうしてそんなことが起きたのか。
当然、俺とAが外側から鍵をかけたなんて事は絶対にない。
俺とAは首を傾げたが、
ふと、先日聞いた七不思議の事を思い出し、背筋が凍った。
その後は特に何事もなかったのだが、
いったいこの出来事はなんだったのだろうか。
ただ単に女子二人の時だけ、たまたまドアの建て付けが悪かっただけなのか。
それとも、理科準備室の彼が、二人を閉じ込め、向こうに連れて行こうとでもしたのだろうか...。
いかがだったでしょうか?
例の如く脚色は全くしていません。
大人になった今でも、この出来事は不可解です。
霊感ゼロな僕は、こういう恐怖体験はさほど多くはありませんが、とりわけ、去年語った出来事も併せ、
なかなかリアルに怖い体験です。
まぁ、自身の恐怖体験はもう無いけど、
また今度、ガクブルの母校の七不思議でも語ろうかなと思う。
ではでは。
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