だいぶ忙しい日続いて全然更新できなかったわい。
そんななかでも、とりあえず、長期休暇入れたので、実家でのんびりしてます。
だいぶ涼しくなりましたね。
天気悪いけど。
ってわけで、夏なんで微妙に怖い話をしようと思う。
(暑くないのに迷惑)
俺が体験した、実話の怖い話。
小学校に入る前なので、26年ほど前の話だ。
当時は、母方のおばぁちゃん家が近く、よく家族で泊まりに行っていたのだが、
祖母の家は、二階建ての、当時から少し古めの一戸建てだった。
小さかった自分にとっては、自分の家以外の家に行くのはわくわくするもので、そこまで広い家でないにかかわらず、歩き回っていた。
その中で、二階の一室で、普段、祖父母の寝室として使っている部屋があった。
その部屋は、15畳程度の縦長、縦長の両端に窓があり、衣裳部屋みたいな雰囲気で、タンスやら棚やらが少々置いてあった。
その部屋の窓際に、棚があり、二体の、二頭身の双子の女の子の人形があった。
人形は、浅黒い肌色のソフビ製で、アジアンテイストな感じのかっこうをしていた。
確か、祖母に、どういった経緯でこの人形がここにあるかを聞いたと思うがその内容は覚えていない。
俺はとかく、その人形が少々不気味であった。
夜になり、俺と、両親はその例の部屋で、寝ることになった。
部屋の間取りと、寝ていた位置などはこんな感じ。
俺は、普通に寝ていたのだが、何時かわからないが、ぼんやりと目が覚めた。
再び寝ようとしていたのだが、ふと、足が向いている方の窓際に目線がいった。
目線の先では、信じられない光景があった。
窓際にある棚の中の、双子の人形が、何かごそごそ動いているのである。
何かこそこそ話しているような動きだ。そして、その目は淡く光っているのだ。
その時点で、かなりの怖くなっていた俺だが、妙にそこから目を離せなかった。
しばらく話している様子の双子の人形だったが、
さらに驚くべき行動をしだした。
なんと、棚から、飛び降りたのだ。
床に着地した双子はあたりを見回し、そして、その光る眼で俺のことを凝視してきたのだ。
『バレた!』
俺は恐怖が限界点に達し、布団を頭から被り、お経のようなものを心で唱え続けながら、必死に寝ようとした。
その甲斐あってか、眠りにつくことができ、その後何事もなく朝を迎えた。
次の日のことは、そこまで鮮明に覚えているわけではないが、家族に必死になって、人形が動いた事を、それが夢ではなかったことを、必死に訴えていたことだけは覚えている。
後に家族に聞くと、俺が、狂ったんじゃないかという勢いで騒いでいたらしい。
その双子の人形はというと、何事もなかったように、元の位置に佇んでいた。
祖母や家族に聞いても、人形が別の位置に移動していたなどのことはなかったようだ。
当時は5歳児ではあったが、それが夢か、現実かくらいの判別はできており、多少なりけり、理屈的な部分も理解できていたが、(父からは、窓から入った車の光を見間違えたのでは?との意見が出ていた)それでも、あの光景は、人形が動いている、目が淡く光っていたとしか見えなかった。
大人になって、様々なことで一見怖い出来事も勘違いだったり、「正体見たり枯れお花」ということが理解できるようになった今でも、あれはなんだったのかわからないし、現実だったとしか思えない。
それ以来、未だに、古めの人形全般がとかく苦手である。
(特に日本人形はダメ)
実家の俺がいつも使っている寝室で、頭身が高いフランス人形が佇んでいるのだが、
俺が帰った時は必ず、別の部屋にずらしている。
そして、その例の双子の人形は、今も祖母の家にいるのだ・・・。
別にこの事があったからといって、呪われているとかそういうのではないが、とにかく、俺が体験した怖い話だ。
まったく脚色はしていない。
(オチがないから信憑性あるしょ?)
他にも、怖い体験は一つだけあるが(少っ)、それはまた別の機会に。
ではまた。
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