IETesterの弱点

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IETesterの弱点

みやびプリン 500 316

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※この記事は11年以上前の記事です。
現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

どうもみやびです。
とても寒い日が続いていますが、今日は暖かいですね。

さて、今日も現場目線でのWEB制作を語っていきたいと思う。
今日はIETesterの事だ。

IETester
http://www.my-debugbar.com/wiki/IETester/HomePage

このアプリケーションは、IEというファックなブラウザに対応した、非常に便利なツールである。
WEBをやる人で、知らない人はいないでしょう。

IEの厄介な点というのは、IE6だけに留まらない。
IE6、7、8、全てのバージョンで表示が違う、という事態がおきることなのだ。

しかし、チェックをしようにも、IEは一つのOSに一つのバージョンしか入れることができない。
ゆえに、チェックには複数のコンピュータを必要とした・・・。
このIETesterが出るまでは!

このIETesterがあれば、IEの5.5~8までの表示のチェックが、これ一つでできちゃうっていう優れもの。
しかも、モダンブラウザ同様、タブ形式となっており、一つのウィンドウで、IEの全バージョンのチェック(IE9のチェックには、少し手間がかかる・・・。)ができるのである。


・・・・・・・・・というのが、巷での話。
この、IETesterにも実は、決定的な弱点がある。
それは、元から入っているIEのバージョンによって、表示が違うというものだ。

え、えぇ、なんだって!?
と思うだろうが、実際試してみるといい。
わずかに違うことが確認できる。
(証拠の画像は用意できてません、すみません・・・。)

特に顕著に現れるのが、IE6である。

OSに元から入っているIEが、バージョン8である場合、IETesterのIE6タブではfilterが使えないのだ。
これは、IE6対応をする時にはけっこう痛い話で、もの本のIE6で大丈夫だと思い、先方チェックに回すや否や、先方のIETesterのIE6のチェックで引っかかり、お互い、「なんでやねん」「なんでやねん」と繰り返すことになる。


僕が、あるサイト制作をしていた時、PNGを使いたくて、有名なJQueryプラグインである、DD_belatedPNGを導入しようとした。
万事OKと、IETesterのIE6で見てみると、PNGが透過されない・・・。
Javascriptのパスなどを見てみても、合っている・・・。
試しに、社内で唯一のXP+IE6が入っているPCで見てみると・・・。
「透過されとるやん・・・」
となったわけだ。

どういうことなのか、詳しいメカニズムはわからないが、調べてわかったのは、入っている元のIEがバージョン8以上の時、filterがきかなくなるらしい・・・。
PNGをIE6でも透過させるプラグインは、内部的には、このfilterなどの、IE独自仕様のCSSを利用しているものがほとんどのため、元バージョンIE8のIETesterのIE6でのPNG透過は(もう、まどろっこしい・・・)ほぼ全滅というわけだ。

つまりは、Vistaと7においての、IETesterでのIE6の表示は、"ウソんこ"である可能性があるのである。
(Vistaと7には、IE6を入れることはできないからだ)
また、XPと、XP以降のOSではデフォルト、MSゴシック、明朝のフォントが少し違うため、フォントの仮想ボディも若干違う。(ようは文字間が違うってこと)

これは痛い・・・。
結局、IE6のチェックは、もの本で見るか、XPの生き残りで観るしかないのだ・・・。

とまぁ、長々書いたけど、結論は、IE6はどんなにやっても厄介だってことだ・・・。
IE6の対応には、別途でお金をとるべきである。

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